ガスコンロの向こう側
先日、兄と会いました。
引越しをして、ひとりの私を心配して誘ってくれたのでしょう。
兄の行きつけの蕎麦屋に連れて行ってもらいました。離れて暮らしていた兄に親身に話を聞いてくれる、兄いわく第2の母と呼ばれるおばさんがやっている蕎麦屋です。
蕎麦屋が周りにひしめき合っている中で、おばさんたちがせっせと働いている昔ながらの蕎麦屋という感じでした。
とうに60歳を越してもテキパキと生き生きと働かれている姿をみて、無職の生直太郎は励まされましたよ ٩( 'ω' )و
「いつも兄がお世話になっています。」と挨拶すると、気さくに色々な話をしてくれました。兄も親元を離れ、1人一生懸命に働いている中で、気を許せる存在がいるなんていいなあと思いました。おばさんは帰りに地ビールをくださいました。(タダで)うまかったなあホッピーだけどアルコール度数6パーセントと高めのビールでした。
こんな優しい人がいるからこそ、都会の喧騒の中でも働いていけるのだと感じました。
夜は、兄の家で男2人焼肉でした。安くてボリュームのある肉(アメリカ産)を買い、プレートではなく鍋で焼いて食べました。
兄は最近、ガスコンロで調理をするのが好きなようです。
何でも、親と一緒に住んでいた頃のことを思い出すそうです。ガスコンロの向こう側に母や父がいるようだと話してくれました。
やっぱり、家族が恋しかったんだね。
私も、親と離れて暮らすことになりましたが、気持ちはわからないこともありません。私より親と過ごした時間が短かった兄はなおさらのことでしょう。
まあ、これからどんどん家族で思い出つくりましょう。少し急ぎ足で、みんなバラバラだったけど、これからは一緒の時間を大切にしていきましょう。
家族のみんな、ありがとう。あなたたちの優しさが身にしみる近頃です。